足の親指の付け根の骨が変形して外側に突き出し、第1指(親指)がくの字に曲がって第2指(人差し指)の方に向くのが外反母趾です。
親指の付け根が靴に当たったり、親指が人差し指と重なって圧迫による痛みが生じ、悪化すると歩くことすらままならなくなることもあります。
🔹日常生活で考えられる原因
①歩き方のくせや体質
②合わない靴による足の圧迫
③筋力の低下
🔹外反母趾の症状
親指がくの字に曲がり、付け根と靴がこすれて痛みます。
初期の外反母趾の親指の角度は10~15度で、この頃には痛みはほとんどありません。しかし、20度以上になると、親指がくの字に曲がり親指の付け根が大きく飛び出て、この部分と靴がこすれて痛みが生じます。一度親指の変形が進行すると、元に戻りにくくなるので、外反母趾は何よりも予防が重要になります。
🔹予防、対処
正しいウォーキングや自分に合った靴を選びましょう。
*足の体操
足の親指を引っ張ると角度が元に戻るような初期の外反母趾は、体操が有効です。
まず、幅の広いゴムバンドを用意して両端に足の親指が入る輪をつくりましょう。そのゴムバンドを両足の親指に引っ掛け、床に足を投げ出して座り、両足の踵を合わせたまま足先を扇のように開いて親指を外側に引っ張り、限界まで引っ張った状態を5~10秒保ちましょう。
この運動15~20回を1セットとして、1日に2、3セット行いましょう。
kusa